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2007年2月23日 (金)

オニの目に涙

午前、打ち合わせを2件。名駅でランチタイムになったので、ひきこもり支援の方々が行なっているカフェで昼食。店内に「卒業生」が遊びに来ていた。

約3年ほど前まで、この会のメンバーだったO君。その後、ボランティア、アルバイトを体験し、現在は正社員として働いて1年以上になる。「毎日すごく忙しいけど、充実してますねえ。」と顔をほころばせるO君と一緒にランチを食べた。

アルバイトの頃の仕事の内容や、今の仕事の大変なこと、うれしいこと、やりがいなど、話しても話しても足らぬ様子で、熱心に話してくれた。こちらは一応カウンセラーだ、話を聴くのはお手の物。「うんうん」「それで?」と合いの手を入れつつO君のじゃまにならぬよう、聞いていた。   

O君「この頃はね、家にもお金をいれてるんですよ。」      私「まあ、偉いわね。」  O「少しずつですけど、毎月ね。これまで両親には心配かけたからね。」  私「そうかぁ」  O「これからは、これまでの分も親孝行しようと思ってる。」  私「うんうん」  O「お正月にはね、弟が就職するし、妹が大学進学するので、5万円ずつお年玉をあげたんだ。」  私「わぁ!すごいね。がんばったね。」

ここで私の涙腺は切れてしまった。つい数年前まで何の希望も持てず、自宅にこもっていた青年が、今は生き生きとした表情で、仕事のこと家族のことを語っている。もう、うれしくてうれしくて・・・   涙ぐみつつ「そうかそうかぁ。」と言う私に、O君は「大丈夫ですか?しっかりしてくださいよ。これくらいのこと当たり前のことじゃありませんか。これからですよ、僕は。」と言った。

どの人にも自分らしく生きる力は備わっている。それがすんなり出る人と、悩みつつ苦しみつつ出せるようになる人もいるのだと思う。皆が一様である必要は無い。一人ひとりの違いを認め合える社会が来れば良いと思う。すんなり学校を出てすんなり社会人になれる人もいれば、彼のように途中で苦悩する青年もいる。いったんルートを外れた子どもたちも、welcome の社会になってほしい。

苦悩した分、O君は痛みも、喜びもよく判る大人に成長したのではないのだろうか?彼のこれからの人生がすばらしいものになりますように!!

午後からはカウンセリングを1件、少しくたびれて帰宅。

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