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2007年6月25日 (月)

偽装ひき肉

牛ひき肉の偽装を行なった会社のことが連日ニュースになっている。うその表示は許されないことだ。消費者を欺くことになる。企業のコンプライアンスは大変重要なことである。とんでもないことをやってくれたものだ。

ここまでを前提として、以下は批判を受けることを覚悟であえて書かせていただく。

なぜあの社長は混ぜ物をしたひき肉を作ってしまったのだろうか?収益を上げるため止む無くというようなことを言っていたように思う。

テレビの会見で見る限り、普通の中小企業のおっさんで、ミリオネラだのヒルズ族だの言う感じのお方ではなかった。私利私欲のためだけに(少しはそれもあったかも知れないが)うそつきひき肉を作れと指示したとは思えない。

ここからは、私の勝手な想像だが、この会社へ発注する大手の食品会社からの値下げ攻勢がきつくて、会社を守るため、社員への給与のため、偽装に手を染めたのではなかろうか?大企業の下請けに対する、価格要請はどこでもかなりきついものがある。要望に応じられぬ場合は「ほかにも業者はいくらでもいるから。」だの「A社もウチと取引したいと言っていた。」などと揺さぶりをかけるのは日常茶飯事のことだ。私も発注側の人間として、「公平性のため」の名の元に、複数社から見積もりを取り、発注作業を行なっていた一人だ。見積もりの中で選ぶ決め手は、内容云々はあるものの、やはり価格であろう。ここまで下げたのだからもういいでしょう?と思われる価格であっても、次回の契約更改の時には本社から「値下げせよ」との指示が飛び、止む無くお願いをしていたものだ。日ごろお世話になっている会社の方に無理難題を言う、あの交渉は本当に辛かった。

「適正価格」というものは必要であると思うが、何が何でも安いが一番!こんな風潮が蔓延している。これだけ価格を絞ればどこかで泣く人も出るというものだ。頭を下げる社長の姿を見て考え込んでしまった。

もう一度言う。偽装は良くない。

けれども、食べて混ぜものがされていると気づかぬ消費者の舌はどうなってるの?牛肉は他と違って、コストがかかるから高いものだ。その牛肉が使われた食品が超低価格、そんなもの欲しがるな。こんなことも考えてしまった。

きょうは、社員全員解雇のニュースが入っている。突然の解雇に驚き戸惑う社員とご家族の皆さんのことを考えると胸が痛む。

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