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2007年10月17日 (水)

紫を着る

紫と言う色は難しい色だ。祖母が大好きな色だった。子どもの頃、濃い紫のワンピースを作ってもらったことがある。その頃の私は、色白で大人しい子どもで(今はどちらも跡形を留めていない)良く似合うと祖母が喜んだのを覚えている。帽子やセーターも藤色で揃えて編んでもらったこともあった。

だんだん大きくなるにつれ、私は色黒でガサツな女になり、紫はまったく似合わなくなってしまった。ちょうどその頃から巷ではヤンキー関係者が好む色となり、紫は私にとってチープな色、着たく無い色ナンバーワンになってしまった。

そして数十年後、尾張のマダムとお付き合いをさせていただくようになった頃、旅先で彼女がふわりと襟元に紫のスカーフを巻いていたことがあった。上品な彼女にとても似合っていて、私をとりこにした。いつかマダムのようにエレガントに紫を身にまといたいものだと密かに思うようになった。

今年、ふと目に止まった紫色のジャケット、デザインも面白く色合いも良い。相変わらずガサツ色黒でエレガントには程遠いとはわかっているが、衝動買いした。さーて、何時着ようか (*^_^*)

ずいぶん後になって知ったのだが、マダムの柔らかなスカーフはエルメスのものだった。ちなみにロゴをオモテに出して巻くのは無粋極まりないのだそうだ。本物のレディへの道は険しく遠い。

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