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2010年3月23日 (火)

I くん

先週の出来事

キャリアセンターで学生の相談に乗っていると、懐かしい顔がやってきた。昨年卒業して、某企業に就職したI君だ。

卒業生がたまに顔を見せてくれることがある。営業で近くまで来たから、今日は休みだから「この時期は、母さんがいると思って会いにきた」などと可愛いことを言ってくれる。ちょっと大人になった彼らに会い話を聞くのは、ほんとうにうれしいものだ。

I君にも「まぁ久しぶり!どぉ?元気でやってる?」と声をかけたが、どうも浮かない顔をしている。聞けば、せっかく入社したのに7月で辞めてしまって、転職活動をしているそうだ。やっと選考が進む会社があり、卒業証明をとりに来たというわけ。

「なんで辞めちゃったのよぉ~」身体の力が抜けてゆくのを感じながら尋ねた。気持ちの優しい子なのだが、かなりの引っ込み思案で就職活動では苦労をしていた。あれこれアドバイスをし、連日励ましたりおだてたりして、やっとの思いでかなりの知名度のある企業の内定にこぎつけた。仕事内容も、こつこつ頑張る彼にはぴったりで、内定の報せを受けた時には「よかった!苦労の甲斐があった」と職員の方と手を取り合って喜んだものだ。あ~それなのに3ヶ月で辞めちゃうなんて。

多少飲み込みの悪い彼は、ミスが多く上司から度々叱責を受けたようだ。(彼いわく、パワハラ)でも原因を作ったのはIくんだよねぇ…
今更言っても仕方のないことと、心の中でキリをつけて、今後の対策を練った。

近頃の若者は、驚くほど簡単に心が折れる。3日3月3年などと言う言葉も死語なのだろうな。
あれほど就活で苦労して入社したんだから、私ならもったいなくて辞めない、少しは我慢してよ~
上司に叱られた時に相談に来てくれていたら、何とかなったのかもと、往生際悪く思っている。またIくんに限らず、現代にはこうした相談に乗る機関が必要ではないかと(甘いかもしれぬが)思う。

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