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2010年10月 6日 (水)

4年生で未内定者の相談を続けている。
やけに初任給の金額にこだわる学生がやって来た。
まだ何も出来ないくせに、給料だけは一人前それ以上望む学生は少なくないから、驚かないが、その粘り強さにちょっと辟易。

「なんでそんなにお金が要るのよぅ、ローンでもあるの?仕事のやりがいとかさ、楽しみとか考えてみない?」と訊くと
「オレ、子どもと奥さんいるんですよぉ、二人養わなくちゃならないの」(ありゃま)
「そっかーそりゃ大変だ。出来るだけ多いとこさがそうか、でもね飛びぬけて高い会社はね、お客さんに喜ばれない仕事だったり、労働条件がキツイことが多いよ、そこらへんも考えてみようよ」
「そっすねー、子どもとも遊びたいからできれば休みは欲しいっす。引越しもお金かかるから、今のところから通える仕事がいいなぁ」

そういうことならと、こちらも力を入れて求人を探し、3社ピックアップ。
「さあ、応募してみなさい」
「うん、ありがと。でもさー」
「なによ」
「オレ、子どもが出来て、いま、必死でバイトで2人養ってるけど、足りない分は親に頼ってるんだ。早く親に迷惑かけないようにしたいんだよ」
「そうかー、入社1年2年はちょっと力を借りなきゃなんないけど、あとは頑張れば自分ひとりで養ってゆけるようになるよ。頑張りなよ」

「オレ3人きょうだいなんだ。いま赤ん坊一人養えないのにさ、とーさんは3人養って大学まで行かせてくれて、すげーって思うようになった。それまではさぁ、うっとおしい奴くらいに思ってたんだけどさ」
「それ、お父様に伝えたことある?」「ない!」
「言ってごらんよ、喜ばれるよ」
「かっこ悪いよーいやだ」

相談が変な方向になっていったが、めでたく就職できたときには、父親に感謝の意を伝えることを約束して、きょうの相談は終わり。

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